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「心安らかでいること」

2016年02月03日

昨年の暮れに、毎年恒例の「今年の漢字」が発表されましたよね。昨年は、『安』が選ばれました。安保関連法案が審議され、採決に国民の関心が高まったことや、世界で頻発するテロ事件や異常気象など、人々を不「安」にさせた年であったことや、ピン芸人のとにかく明るい安村の「安心してください!はいてますよ!」のフレーズが流行したことなどが選定された理由に挙げられました。また、昨年は精神科医の和田秀樹さんの「感情的にならない本」が、販売部数25万部を超えるヒットになっています。

昨年12月に労働安全衛生法の改正により、ストレスチェック制度が始まっています。50人以上の従業員がいる事業場では、今年の11月までにストレスチェックを実施し、労働基準監督署への実施報告が義務付けられました。最近は、ストレスフルな社会だと言われていますし、職場においても従業員の「心身のストレス反応」と合わせて、「職場のストレス要因」や「職場の周囲からの支援」をチェック表により検査することで、従業員が高ストレスの状況にあり心身にストレス反応が現れているかの判断を行い、職場環境の評価をしなければならないことになりました。

ただ、仕事というのは、多少のストレスがかかるのは当然だし、その状況において、いかに工夫をして成果を挙げるのかが大切であって、それが結果として成長につながるものだと、私は思っていますが…

しかし、本来は誰もが、家庭においても、職場においても心穏やかに毎日を過ごしたいと考えているはずです。最近、私がとても興味のある人物の鈴木秀子さんが、本の中に書いています。

 

『人は誰しも、幸せに生きたいと思っています。そして、自分の愛する人にも幸せになってほしいと願っています。

それをかなえるために大切なのは、あなた自身が明るくのびのびしていること、つまり「ご機嫌な人」でいることです。フランス語には「ご機嫌で暮らせるのが幸せだ」という言葉があります。日本語では「ごきげんよう」と訳されます。

たとえ、あなたの周りに今、とても苦しんでいる人がいるとしても、あなたは機嫌よくいることが大切です。「大切な人がつらい目に遭っているのだから、一緒に苦しんであげたい」と思うかもしれません。でも、あなた自身まで同じ状態に置かれてしまっては、苦しい人に寄り添うことはできません。』

 

鈴木さんは、「ご機嫌な人でいるためには、小さな幸せを見つける達人になってください。歩ける、手が動く、ご飯を食べられる、お手洗いに行ける…そうした当たり前のことができるというのは、なんと素晴らしいことなのでしょう。」とおっしゃっています。

この1年を心穏やかに過ごしてみませんか。きっと1年後には、幸せを感じられるのではないでしょうか。いじめ、ハラスメントなどが多いストレス社会だからこそ、自分だけはご機嫌な人でいましょう。

特定社会保険労務士 末正哲朗


カテゴリー:所長コラム


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