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「社会保障制度改革国民会議における介護分野についての議論の内容と方向性」

2013年07月29日

先月から一般社団法人介護経営研究会(C-SR)の会員になり、先週、大阪で研修会に参加してきました。C-SRというのは、社会保険労務士が介護分野に特化して活動を行い、情報発信をしていこうという研究会になります。

今回は、国民会議におけるいくつかの論点が取り上げられたわけですが、いずれも介護業界を大きく変える内容のものばかりでした。

①本人負担1割を見直して、高所得者の2割負担へ

②要介護2までの高齢者を介護給付対象外とする方向へ

③ケアプラン作成につき1割負担の導入(現在は介護保険が負担)

④介護サービスの再編成と新設される事業

など、消費増税の実施に合わせた介護保険の保険料アップと給付の削減が、今後、急ピッチで進みそうです。

介護保険料の試算をしてみると、適正とされる保険料の水準は、現在40歳以上の国民1人当たりの負担が1万円を超えるそうです。とても耐えられる金額ではないですね。

それになんといっても、要介護2までが介護保険から外される流れにあるというのは私自身ショッキングです。今の介護事業そのものが変わらざるをえないことになります。

平成27年4月1日から制度改正の施行、新介護報酬の開始となります。本当に目が離せない状況が続きそうですね。

特定社会保険労務士 末正哲朗


カテゴリー:日記


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