ここ数年の間に、労働環境を取り巻く環境が大きく変化しています。
それは経営者、労働者、また社会保険労務士にとっても、従来の労働環境を見直す大きな節目に
直面しているのではないでしょうか。
この激動の中、社会保険労務士としてお客様に何ができるのか、また、社労士とは?を
事務所の想いを交えながら当事務所の代表が語ります。
大学卒業後、保険会社に入社。
そこで、社会保険労務士という仕事に出会いました。社会保険労務士さんとの仕事を共にすることにより、「こんな仕事があるんだ…」と。経営者に専門知識を提供し喜んでいただける社労士という職業に漠然と興味を抱いたのがきっかけとなりました。
その後、保険会社を退職し帰郷するにあたり、就職のあてもない中で、社労士になろう!ぼくも多くの方のお役に立てる人間になろう!という想いだけで資格取得への道に進みました。
他の資格取得を目指している方たちと同じように、働きながら合格を目指して試験勉強に没頭するという生活を数年過ごしました。ほどなくして無事合格し、その後、平成16年に独立開業し、今に至っています。
一般的には社労士事務所に勤め業務を習得し、その後開業するという方法をとる方が多いように思いますが、社会保険労務士としてなんの経験もありませんでしたが、これまでの自分の職業人生の経験を活かし、また、多くの方に支えられながら働き、毎日がとても充実していることに大変感謝しています。
ありがたいことに、僕自身社会保険労務士という仕事は、天職だと思っています。
というのも、人に喜んでもらえる仕事って意外と少ないと思うんです。お客様に寄り添い、大事にあたるということができるなんて最高です。
お客様から聞く従来の社労士のイメージの多くは、たまに来てはハンコを押したり、手続き書類を準備する人で、遠い存在。一言で言うと何をしているのかわかりづらいというか。
僕はそれを目指してはいない。経営者が誰にでも相談することが出来ない、なかなか他人には相談しづらい事を、まずはお話を聞かせていただいたり、お客様に寄り添って一緒に考えたりする。そんな存在でありたいと考えています。
そうあるべく、従来の社労士のイメージを覆せるように自らを変えていくことが大事ではないかと思い、日々の業務にあたっています。
よく経営者の方とお話をさせていただく機会があるのですが、大概の方は自分自身の中に答えを持っているけど自信がなかったり法律的な裏付けが欲しいという方が多いです。
僕が専門的な観点から、そんな方達の背中を押してさしあげる、そして良い方向へ向かっていただく。社労士業務とは企業を良くする為に経営者と共同作業を行っている様な感覚ですね。
また、最近、児童養護施設の労務管理に関わらせていただいたんですが、法律を守ることより子供を守ることが優先なんですよ。
当たり前のことなんですが、法律はそれを許さない。どうしたらいいのか最善策を考える。
大層かもしれませんが、社会的使命を全うして喜んでもらえる。当然嬉しいですし、社労士冥利に尽きますね。